腰痛を侮るな!~腰痛の基本的知識について~


スポーツ、仕事、子育てなどあらゆる面で生じてくる疾患である腰痛。

腰痛は人類にとって宿命の疾患の一つとも言われており、若い人から高齢者まで幅広く悩みの種になりやすい疾患で医療費の負担が増大する面からも社会問題となっています。

今回はその腰痛についての基本的知識や種類についてお話していきたいと思います!

  • 腰痛に悩みがある
  • 腰痛の基本的な知識を知りたい
  • 今後の備えとして触れておきたい

上記のような方たちはぜひ読んでいってみてください!

目次

腰痛は「腰が痛い」という症状の総称

画像腰痛

皆さん腰痛は病名と思っていませんか?

実際は異なり、診断名や病名としては付けられません。腰痛という名前はあくまで症状の総称であり、「安静時・運動時を問わず腰部の疼痛を主訴とする疾患の総称」という定義がされています。

また、腰痛には原因が明確なものと原因不明なものがありそのきっかけや原因はそれぞれ違います。

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腰痛の種類などは別記事で説明しますね!

腰痛の日本での割合と原因について

画像腰痛

腰痛は、人間がほかの哺乳類と違って二足歩行を始めたことから生じやすいとも考えられており、直立二足歩行となったことで脊柱全体に三つのカーブが作られて完成し、垂直に伸びたことで背骨に対し構築上の問題点が出るようになったことがきっかけと言われています。

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脊柱のことが知りたい方はこちらを参考にどうぞ!

腰痛は誰もが何回かは経験する症状ですが、生涯で成人の80%が経験する一般的な疾患となります。

先ほども書きましたが、医療費の面でも圧迫要因であり平成19年の国民生活基礎調査の結果でも有訴受診率は第一位もしくは第二位とされていました。

下記に当時のグラフを載せてあります。

性別にみた有訴者率の上位5症状(複数回答)

画像腰痛平成19年

出典:平成19年国民生活基礎調査の概況(厚生労働省)

ちなみに平成28年の国民生活基礎調査の概況でも特に順位変動は無く、腰痛は依然第一位と第二位を占めていました。

また、平成22年の厚生労働白書では腰痛の発生率には男女差があり、女性では加齢とともに増加傾向にあり骨粗しょう症との関連が考えられています。さらに男性は40~50歳をピークに減少しています。

いずれも男女とも全年代によって国民愁訴の上位3位以内を占有し、極めて高い頻度で起きる症状であるのがうかがえるでしょう。

仕事やスポーツにおいても腰痛は影響を与えてきます。

仕事における腰痛増加、超高齢化による負担増大

職業性腰痛の発生件数は職業性疾患の60%以上を占め、デスクワークが増えてきたことによる腰への持続的な

負担が影響したり、超高齢化による介護従事者の過労性の腰痛も問題です。

日本においては毎年労働基準局に報告される業務上疾病(労災事故)の6割が腰痛の患者であるといわれています。これは沖縄の労働基準局のものとなるので他の都道府県によるものは統計がどうなっているかは定かではありません。

しかし全体で見た場合でも腰痛は割合が多いと考えられます。

このように腰痛による労災認定が公表されるほど仕事面においても重大な影響があるということがうかがえますね。

スポーツ活動の進退も左右しかねない腰痛

スポーツにおける腰痛は選手生命にも関わる重大な疾患です。

よく膝や肩の手術などが目立ちますが、腰痛は症状が悪化したり、改善が遅延したりすることで日常生活にも悪影響を及ぼします。

時にメンタル的な問題にも陥る例もあり、うつ病などといった精神疾患になる可能性も否めないです。

このようなことからも腰痛が原因でスポーツ活動を辞めて引退する選手も見られるので治療の先延ばしなどゆっくり構えてはいられない疾患となります。

整形外科の外来患者でも腰痛の主訴が大部分

整形外科の外来患者の中でも一番多く占めてくるのがこの腰痛です。

骨・関節症状を訴えて整形外科に通院される患者は幼児・小児では身体機能の異常を主訴とし、高齢者では痛みを中心に主訴とする場合が多いです。

腰と膝関節が主訴として多いですが、厚生労働省の平成28年国民生活基礎調査29-30Pでは「有訴者は男女ともに腰痛・肩こりが高い」、「有訴者は年齢が低いと鼻づまり・鼻汁が出るが高く、年齢が高くなると腰痛・肩こりが高い」と結果で出ていました。

全症状の中でも腰痛が最も多いですが、特に年齢が高くなるにつれて訴えも性別問わずに増加していることからも重要さが考えられますね。

腰痛は人間にとって非常に悩みの種として存在するんですね!
人類の宿命の疾患だけありますね・・・
理学療子
理学療子

腰痛の8割は原因が特定できない

画像鈍痛、腰痛

腰痛は全体の中でも多くを占める疾患となりますが、その原因を考えていきましょう。

腰痛の原因について下記のグラフにまとめました!

画像腰痛の割合

上記の円グラフのように腰痛の85%は原因不明と報告されています。

ここで言う原因不明というのは、神経症状やレントゲン・MRIといった画像を撮影しても重篤な基礎疾患が無く明らかな変化が見られないものを指し、反対に下半身の神経症状や感染・腫瘍・骨折などといった原因が特定できるものを原因ありとします。

上記のような原因不明の腰痛を非特異的腰痛、原因が特定できるものを特異的腰痛と分類して考えます。

腰痛の一般的原因について

画像腰痛の原因

腰痛の原因は先ほどのように非特異的腰痛と特異的腰痛に分けられますが、なぜ腰痛というものが起こるのかについても説明していきます。

腰痛の一般的原因として挙げられるのは以下の要因があります。

・姿勢の悪さ
・筋力低下(腹筋・腰筋・脊柱起立筋)
・遺伝
・突然の損傷
・椎間板の問題
・老化
・過体重
・神経障害

そのほかにも年齢や性別などの要因もありますが、腰痛がよく起こり始めるのが30代以降が多いです。

この年代から増加傾向にある原因としては、現代においてデスクワークなどといった長時間座ることを強いられるようになったことやそれに伴う運動不足が大きな元凶でしょう。

職業性の腰痛が増えたのもここに要因があり、高齢者を支える介護従事者・医療従事者などといった身体的に負担が多い人たちも含まれます。

このように様々な要因があるので一概にこれが原因とは言えませんが複数当てはまることも少なくはないと思います。

理学療子のアイコン画像理学療子
時折全身を動かすことは大事なんですね!運動の重要性が垣間見えます!

【結論】腰痛は放置せず病院へ受診すべし!

佳吾
佳吾
おつかれさまでした!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
腰痛の歴史や基本的なことは理解できたでしょうか?

腰痛は国民全体の悩みでもあるので大変なんですね・・
原因も様々でなかなか難しいなと感じます。
理学療子
理学療子

佳吾
佳吾
腰痛はメンタルや働き方によっても発症しやすいので原因が個人では特定が困難だと思います。
画像所見としても明らかにならない場合があるので癖があるなとい感じますよね。

では次は腰痛の種類や原因についての記事になりますね?
理学療子
理学療子

佳吾
佳吾
そうですね。今回は腰痛の原因などのお話だけで終わりたいと思います。
次回は腰痛の経過や主な原因について紹介していきますね!

それではまた次回の記事でお会いしましょう!
理学療子
理学療子

佳吾
佳吾
おつかれさまでした!

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