腰椎と骨盤を左右からつないでいる筋肉、腰方形筋。
腹筋や背筋に比べて知名度が低い筋肉ではありますが、臨床現場ではポイントにもなりやすい筋肉ともなります。
今回はこの腰方形筋の解剖や機能、運動について簡単に紹介したいと思います!
- 腰方形筋の役割を知りたい
- 運動やヨガなどの参考にしたい
- 解剖の知識としての足しにしたい
一般的にマイナーな筋肉ではありますが知っておいて損はない筋肉ですので是非参考に見ていってください。
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肋骨から骨盤までつなぐ腰方形筋の解剖
腰方形筋はメディアなどでは特に取り上げられることはないなかなか存在感の薄い筋肉ですが、運動や腰痛などには関係しやすい付着の仕方をしています。
この腰方形筋は第12肋骨というあばら骨でも一番下の部分にもくっつくのですが、腰骨である腰椎の横(横突起)からも伸びており、それぞれ肋骨・腰椎から出た腰方形筋は骨盤の腸骨稜という腰の際の部分につながっていきます。
上記の画像では前面から見たもののため空間的にわかりにくいとは思いますが、腰方形筋は背中の方から骨盤に伸びていくので背筋としての機能を有すのです。
側屈運動や安定性に関わる腰方形筋の機能
腰方形筋は肋骨・腰椎から腸骨稜までくっついているので、体の動きとしては腰の運動や骨盤の運動に関与してきます。
腰方形筋の働きは両方が同時に働いた場合と片側だけが働いた場合で変化のある筋肉です。
いかにまとめるとこのような作用になります。
片方だけで働いた場合は体を横に倒す側屈運動が可能です。また、腰を動かさない場合においては骨盤を片側だけキュッと引き上げるるクネクネしたような運動ができるようになります。
この骨盤を引き上げる動きというのは一見、必要が無さそうな動作だと考えますが実際は歩く際や片足を上げる際に必要となるのです。
腰方形筋は骨盤を引き上げることによって足裏を地面から離して足を振れるようにさせてくれます。
この時に脊柱を腸腰筋の一部である大腰筋とともに安定性を与えてくれるのです。また、両側が同時に働くことで腰を反らす運動にもなりますが、同時に脊柱全体に対して安定性ももたらしてくれます。
このように、腰方形筋は運動だけでなく腰椎の安定性や足の動きに関係してくることがうかがえますね。
【結論】存在感は薄いが腰の安定性や足の運動には重要!
腰方形筋がどのような役割をしていたのがなんとなく理解して頂けましたでしょうか?
あまり注目されないのは何ででしょうかね?
逆に腰痛などの原因筋として説明されることがあるのでメディアではなかなか取り上げにくいかと思います。
腰方形筋は臨床上では鑑別もしていく部分なので逆に必要かなと私はおもいます。その辺りはまた別のお話でしたいと思います!
今回まで紹介した筋肉たちや骨にもつなげていきたいと思いますのでよろしくお願いします。
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