腹筋の中でも深いところにあるコルセットとしての役割を果たす筋肉、それが腹横筋です。
今回はこの腹横筋についてどんな筋肉なのか解剖・機能について簡単に紹介していきます!
今後のためにも腰の基本的なことが知りたいわ・・・
仕事に関わるから運動や勉強の参考になるものないかなー・・・
自分の健康のためだけど大まかに体のことを知りたいわね
などのような悩みがあるかたに参考になればよいです!
ここでは腹横筋の解剖と機能を主に紹介していきますね!
腹横筋は腹筋群のなかでもあまり知られていない筋肉ですが、腰にとっては重要な意味をもつ筋肉となります。
そのためざっくりでも良いので知識として知っておいても損はないでしょう!
他の腹筋の記事はこちらを参考にどうぞ!
最深層にある腹横筋の解剖
上記でも述べたように腹横筋は腹筋のなかでも深層にあります。
腹横筋は側腹壁、つまり横腹の筋肉の中でも最深層にあり、下の肋骨の部分や腸骨稜から起こって横方向に走って前の腹直筋につながって終わるのが特徴です。
腸骨稜などの骨盤まわりを知りたいかたはこちらを参考にどうぞ!
この腹横筋という名前は横に筋肉が走っていることから付けられたのが由来となります。
また、最深部にあるため自分で触ろうと思っても非常に困難な筋肉です。そのため感覚で使われているか感じなければならないことのほうが多くなります。
腹横筋は真の腰コルセット
さて、では腹横筋の機能はどんなものがあるのでしょうか?
腹横筋の機能としてまとめると
- 腹圧を高めて腹部内容を押しとどめる
- 意識的な呼吸の補助
- 排泄、分娩の補助
- 腹壁を平坦にする
このように他の腹筋と違って内容が少なく、運動に関与してくることがほとんどありません。
では何が重要なのでしょうか?
それは腹圧が関係してきます。
腹圧とは、おなかを締めて圧縮する圧力を表します。簡単に言うとおなかを細くしてへこませることです。
この腹圧が高まることで、背骨の安定性が向上して腰の負担を減らしてくれるコルセットとして重要な役割を果たします。
この腹圧が入らないと腸の動きや背骨のバランスが悪くなることがあるのが特徴です。
腹横筋の筋線維は横方向に走っているため、体の前屈をする力はほとんどありません。
そのため、この腹横筋は立っている姿勢で上半身、または下半身を動かす時に姿勢保持をするのに使われる腹筋として機能します。
脊柱の安定性を制御している腰の筋膜という部分と密にくっついており、脊柱を制御することをメインとする腹横筋は、特に腰まわりの安定性を補強してコルセットの効果を得ることが可能となるのです。
この腹横筋が働いていることで我々は腰に大きな負担を掛けずに作業ができ、歩いたり、立っているときでもまっすぐな姿勢が維持可能となります。
それに加えて、咳や排便、出産などで腹圧を高めるために腹斜筋とともに筋肉が収縮するような配列となっているため腹横筋の独立した働きはまれといえます。
腹横筋が働くことで腰痛なども防げるようになるんですね!
【結論】腹横筋は腰の安定性に重要な筋肉!
お疲れ様でした!最後まで読んでいただきありがとうございます!
今回は腹横筋の紹介でしたがいかかでしたでしょうか?
腹筋全部が腰の安定性に関わるわけではないんですねー
腹筋とにかく鍛えればよいと思ってました!
昔は腹筋を鍛えれば腰痛が無くなるといわれていましたが現代は違います。
腹横筋が正しく使えていないと逆に腰痛を起こしかねないということも少しずつ認知されつつありますすね!
腹横筋を鍛えてかつ日常生活でも使えるようになることで自分が行いたいことが出来るようになるんですね!
腰痛も改善できますね!
というわけで今回はここまで!
腰痛予防の記事もありますので腹横筋の使い方を知りたい方は下記の記事も参考にどうぞ!
それではまた次回お会いしましょう!
腹横筋の解剖と体幹のに対する機能についての参考文献
原著/Carol A Oatis,監訳/山崎敦,佐藤俊輔,白星伸一,藤川孝満.オーチスのキネシオロジー身体運動の力学と病態力学[原著第2版].ラウンドフット.2016.604-606P
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[…] 引用:理学療法ガーデン […]