外腹斜筋と交差し、その内側で腰を守る、それが内腹斜筋です。
骨盤、腰回りには色んな筋肉が付いており、腹筋や背筋にもいろいろな種類が存在しています。
その中でも今回は内腹斜筋について紹介していき、解剖と機能を理解していきましょう!
いまいち腰周りの筋肉って構造と仕組み分かんないだよなー・・・
お腹まわりを調べてもいまいち筋肉について勉強が分からないわ・・・
学校で習ったけど、なんか他の筋肉とまぜこぜになる・・・
などといった疑問・悩みのある方の参考にぜひなっていただければと思います。
また、解剖や人体に興味のあるかたも参考にしていただければ幸いです!
これまで腹直筋、外腹斜筋も紹介してきましたが、外腹斜筋との違いについても紹介していきます。
その他の腹筋を知りたい方はこちらの記事も参考にどうぞ!
ここから内腹斜筋の解剖と機能を紹介していきますね!
外腹斜筋と交差する内腹斜筋の解剖
腹筋の中でも横にくっつく数少ない筋肉、内腹斜筋。
内腹斜筋は腹筋の中でも横っぱらにあたる側腹壁になります。
外腹斜筋が横っぱらの最表層を走って覆っているのに対し、内腹斜筋はその下の2層目となって外腹斜筋の下に潜った状態で交差していくのが特徴です。
内腹斜筋は骨盤の腸骨稜という部分から腰の腱膜という聞きなれない部分から起こります。
ここから発生した内腹斜筋は、前上方に向かって外腹斜筋と交差し、最終的には腹直筋とつながって停止するのです。
外腹斜筋と内腹斜筋を分けて見ている画像なのでイメージがしにくいですが、実際は×印のようにして左右の横腹に展開されており、同時に力が入ることで横を引き締める効果になります。
これが、内腹斜筋の解剖となります。
内腹斜筋と外腹斜筋と交差しするのは大切なポイントですね!
外腹斜筋と似ている内腹斜筋の機能
内腹斜筋の機能は外腹斜筋とかなり似ていますが、外腹斜筋とは筋肉の走行の線維が異なります。
それが、内腹斜筋の作用です。以下に内容を簡単に記載すると
- 体を前にかがませる
- 恥骨を肋軟骨の方に引く
- 体を横に倒す
- 体をひねる
- 骨盤を傾ける
- 腹圧を高めて排泄を促す
- 意識的な呼吸の補助
となっており、外腹斜筋とほぼ大差がありません。
しかし、この中でも外腹斜筋と差別化できる作用があります。
それは体をひねる作用です。
どんなことが違うの?という疑問が出てくると思いますが、以下の通りです。
ということになります。
例えば、腰を左にひねった場合両方の腹筋がかたくなることが触ると分かると思います。
この時に左で固くなっているのが内腹斜筋、右で固くなっているのが外腹斜筋ということになります。
触った感じだと違いが分かりづらいですよね?
しかし、このように両者の筋肉がバランスよく働いてくれることでキレイに腰をひねることが可能となります。
また、日常生活ではベッドから起き上がる動作だったりなどで活躍することが多く、体を起こす・ひねるといった動作で機能してくれます。
ただ、起き上がりの場合は腹斜筋よりも体幹の前面に付着している腹直筋の方が大きく働いているため、あくまで内腹斜筋は補助としての立ち回りをしてくれるのが特徴です。
起き上がり一つでもこんなに腹筋働いているんだなー・・・
【結論】内腹斜筋は腹圧を高めて同側への回旋をする
お疲れ様でした!最後まで読んでいただきありがとうございます
外腹斜筋と内腹斜筋で体をひねるときの働き方が違うんですね!初めて知りました!
体をひねると反対の外腹斜筋と力の方向が一致するので可能となります。なので、どちらかの筋肉が弱くなっても回旋運動が苦手になりますね。
脇腹を締めるなら両方とも鍛えないといけませんね!
そうですね!それでは今回はここまで!
お疲れ様でした!
また次回会いましょう!
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