リハビリテーションって何?その意味とその役割


生活、社会復帰のために患者さんと共に歩んでいくのがリハビリテーションです。
今回はリハビリテーションというテーマについて考え、「理学療法士って何してんの?」ということを紹介していきたいと思います!

理学療子のアイコン画像理学療子

ポイントまとめやアドバイスはこの理学療子が説明していきますね!

理学療法士は医療ドラマや病気関連のドキュメンタリー番組とかではチラッと映ったりしますが、具体的にスポットを当てられることはありませんよね?
そもそも理学療法士という名前する出てこないなんてのもザラなわけでして・・・(笑)
最近では放射線技師や薬剤師などのようなコメディカルスタッフも焦点が当てられて良いことなのですが、もっと理学療法士の認知が向上していくことも願っていたりします。

そんなわけでこの記事では「リハビリテーション」について皆さんにも具体的に知っていただきたいことからも紹介していきたいと思います!

青年のアイコン画像青年

リハビリって言葉よく聞くけど何をするのかいまいち分からないな・・・

主婦のアイコン画像主婦

うちの祖父がリハビリが始まったというけど、一体何のことか分からないわ・・・

などなどのような疑問・悩みの解決ができていけたら良いなと感じています。
また、リハビリテーション自体にも興味のある方の参考になれば幸いです。

目次

リハビリテーションって何?

リハビリテーション、略してリハビリとも言いますが、この言葉自体は色んな場面でみなさん使うかとは思います。
「リハビリがてら○○していく・する」などのように言いますよね?
ニュースでもスポーツ選手が靭帯などのケガによって手術し、術後のリハビリを行っている状態などで聞きます。
野球の読売ジャイアンツの元監督である長嶋茂雄監督や歌手の西城秀樹が脳梗塞などの血管異常によって半身マヒになった際もそうでしたね。

そもそもリハビリテーションってどんな意味なんでしょうかね?
そこから見ていきましょう!

「リハビリテーション」の由来と現代の意味

リハビリテーションという言葉にはもちろん由来もあります。また、時代によって意味も変化していってるのも事実であります。
ここではリハビリテーションという言葉の由来と現代での意味について紹介していきたいと思います!

リハビリテーションの由来は「再回復」

リハビリテーションという言葉を表記するとrehabilitationになります。
habilitationは「能力」という意味を本来持っていますがこれはラテン語からが由来です。
そこにreという「再び」の意味がある接頭辞(returnやrefleshなど)がくっついたことでre+habilitationという「能力を再び回復する」意味になりました。

実際、歴史をたどると中世ヨーロッパの話や、キリスト教の話とだいぶ掘り下げる話になってしまいますのでそこはバッサリ割愛します(笑)

現代でのリハビリテーションの意味

現代においては他業種と協力し身体の回復だけでなく、退院後の生活・社会復帰まで見据えたところまでがリハビリテーションの最大の目的になってます。
このような意味からリハビリテーションは身体・精神の回復、生活・社会復帰といった幅広い内容になったことが分かります。

リハビリテーションという言葉の根本・本質自体は変わらないですが、仕事の種類やその人らしさというものは昔に比べれば多様性が富んできており、それぞれの人が色んな価値観を備えている時代になりました。
そのため個人によってリハビリテーションの意味・価値というものは変わったといえるでしょう。

リハビリテーションの目的とは?

人間にしかできないこと

それではリハビリテーションの目的は具体的にどのような内容になっているのでしょうか?
WHO(世界保健機構)の定義では下記のように記されています。

「リハビリテーションとは障害を受けた者を、彼のなしうる最大の身体的、精神的、社会的、職業的、経済的な能力を有する迄に回復させることである」

WHO(世界保健機構)

要約すると、体や心を回復させるだけではなく以前の生活と同じように学校に通えたり、また働けるようになったり、遊んだりできるようにその人らしさを取り戻して復帰までさせなければいけないということになります。
ただ動けるようになれれば良いわけではありません。
例えばちゃんと両手を使ってご飯を食べたり、歩いてトイレやお風呂、外出してお買い物にいけたり、スポーツがまた再開できるようになったりなど元々の身体能力、生活、社会活動を可能な限り回復または工夫してからその人が本当に生活で実践して出来ているかまでがリハビリテーションになり、そこまでが目的になります。

リハビリテーションの対象者

では、リハビリテーションではどんな方が対象者となるのでしょうか?
気になりますよね?

基本的に脳卒中や骨折などの高齢者が多いですが小児の患者さんやスポーツ障害の患者さんもリハビリをします。
まだ生まれて間もない小児の心臓リハビリや脳に障害を抱えた小児のリハビリ、スポーツ活動やプロ選手、ガン患者さんなど幅広く患者さんのリハビリを行います。
なので、リハビリで効果を期待される状態は基本誰でも対象になります。ただ、難病やガンなどの進行性の疾患の場合では進行における身体能力の低下を遅らせたり、痛みによる辛さや苦しさを軽くするようにリハビリテーションを行っていくこともあります。

リハビリテーション自体も病気の状態や本人の意志によって目標・ゴールも変化していくので一概に「これが正解!」というのは少ないです。
もちろんこれらの疾患は理学療法士だけがリハビリをするわけではなく、関連業種として作業療法士、言語聴覚士と協力してチーム連携し、リハビリを行っていきます。

そのため、対象者をまとめると以下のように

  • 脳卒中、骨折などで身体が不自由になった高齢者
  • 脳・心臓・身体に先天的に障害を抱えた小児
  • スポーツによりケガをして復帰が難しい外傷を負った方
  • スポーツ選手
  • ガン患者

なります。
他にも様々な方がおり、認知症の方のリハビリも行ったりなど本当に幅が広いです。
そのため、多岐にわたる知識と技術、柔軟性が必要になるでしょう。

リハビリテーションに関わる部門

先ほど述べた作業療法士、言語聴覚士については、社会復帰するためにも欠かせない業種でもあり、理学療法士とは別の専門性を持っている部門になります。

なぜ理学療法士以外の部門のかたも必要なのか?それを説明していきます!

作業療法士(OT)

作業療法士

作業療法には身体障害に対する作業療法と精神障害に対する作業療法があり、精神疾患の患者さんや脳卒中における麻痺の影響によって作業に支障が残ってしまう患者が中心となります。

作業療法士が主に行うのは上肢(肩から手指まで)の機能回復・向上、精神障害を呈した患者さんにはコミュニケーション能力向上を高めたり、社会復帰した後でも仕事の生産性が低下しないように訓練をしたりなど日常生活動作の自立、職業復帰を支援していくのが目的となります。

言語聴覚士(ST)

言語聴覚士

言語聴覚士はその名にもあるように言語療法という訓練を行います。名前の通り、言語障害、聴覚障害を呈している方にリハビリを行うことが中心であり、主に脳卒中による麻痺での喋りにくさ、読み書きの練習など、障害によってコミュニケーションが行いにくくなった際にリハビリします。

なぜ行うかというとやはり言語は人間のコミュニケーション手段でもあります。単に話すだけでなく読み書きしたり、何かを理解する、計算するという行為は全て言語が活用できるから行える能力なのです。言語聴覚士はそれらを改善していき、程度によっては工夫をしてコミュニケーションが取れるように考えていきます。

【結論】リハビリテーションは縁の下の力持ち!

佳吾
佳吾

お疲れ様でした!最後まで読んでいただきありがとうございます!

理学療子のアイコン画像理学療子

リハビリテーションって一つの部署で行うわけではないんですね・・・
初めて知りました!

佳吾
佳吾

そうですね!基本的にリハビリテーションは規模にもよりますが、チームによってアプローチすることが一般的ですね。

理学療子のアイコン画像理学療子

なるほど!それぞれの分野で支援していくことでその人の人生に寄り添って考えていくのが大事なんですね!

佳吾
佳吾

まさにそうですね。一つの部門の力では限界があるので専門性を活かして協力して患者さんを見送るのが我々の役目でもありますね!

理学療子のアイコン画像理学療子

リハビリ・・・奥が深い・・・!

佳吾
佳吾

というわけで今回はここまで!お疲れ様でした!

理学療子のアイコン画像理学療子

また次回お会いしましょう!

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