脛骨、腓骨、距骨によって大まかに構成されている関節、足関節。
今回はこの足関節を構成する骨について紹介していきます!
といった方々などの疑問に答えていく形になっていますのでどうぞゆっくり読んでいってください!
体重支持におおいに貢献する脛骨
すねの骨として代表的になるのがこの脛骨です。
この脛骨は膝関節にもつながっており、脛骨の上面は膝関節の機能として役割を果たします。
一方、脛骨の下面では足関節としての役割を果たしていきます。
脛骨の下面は関節面としてできており、馬のクラのような形をしていて天蓋としても知られています。
また、クラのような形をしているので前後・内外で凹凸しているのですが、この凹凸が広がっているおかげか足関節を越えて伝達される荷重に適応できるのです。
この関節面が支えられるのはなんと体重の約90%というから驚きですね。
また、脛骨は非常に触るのが簡単なのですが、特に触りやすいのが内くるぶし。
この内くるぶし、実は脛骨の一部だったんです。
脛骨本体の内側は突起になっており、その突起が内くるぶし、つまり内果という部分になります。
脛骨の外側には特に突起などはありませんが、腓骨の関節面を受け入れるくぼみである腓骨切痕が存在します。
筋肉の滑車として機能する腓骨
脛骨に平行して外側に位置する長くて細い骨、それが腓骨です。
この腓骨は脛骨として同じように並び、脛骨ほどではないですが、膝下のから足首にかけての体重の一部を伝達する役割を果たします。
この腓骨も触りやすい部分があり、それは外くるぶしです。
この外くるぶしは腓骨の末端として触ることが可能で、触れば分かるように突起となっています。
これを外果と呼んでいますが、この外果の周りには筋肉が走り、長腓骨筋・短腓骨筋腱の滑車として機能するのです。
また、外果は足関節あるいは距腿関節の外壁を形成します。
さらに、腓骨には様々な筋肉が付着するため、足部の複雑な動きを伴う足関節の運動にも関与しているのが特徴です。
足関節と足部をつなぐ骨、距骨
下腿と足部を連結し、不規則な形状をしているのがこの距骨です。
また、直接筋肉の付着部を有さない珍しい骨の一部でもあります。
距骨は足根骨という7つの骨のうちの一つであり、最も足首に近い骨です。
不規則な形ではありますが、凹凸は前後方向に存在して丸いドーム状を描いている。
距骨には様々な役割があり、舟状骨という足根骨の1つと関節をつくったり、踵骨というかかとの骨とも関節をつくります。
そのため、足首の関節である距腿関節以外にも距骨下関節というあまり聞きなれないとは思いますが、足首の運動に重要な関節をつくるのです。
また、距骨の後ろななめ側には結節というものがあり、そこでは長母指屈筋腱にとっての滑車としての機能を有します。
このように、距骨は名前をほとんど聞かないけれども足の骨の中ではかなり重要な役割をしていることがうかがえるのです。
監修/青木隆明,執筆/林典雄.改訂第2版 運動療法のための機能解剖学的触診技術 下肢・体幹.メジカルビュー社.2013.54-61P
原著/D・A・Neumann,監訳/嶋田智明,平田総一郎.筋骨格系のキネシオロジー.医歯薬出版株式会社.2010.503-505P
原著/Carol A Oatis,監訳/山崎敦,佐藤俊輔,白星伸一,藤川孝満.オーチスのキネシオロジー身体運動の力学と病態力学[原著第2版].ラウンドフット.2016.825-826P
【結論】足関節は体重支持と足部の動きに関与!
お疲れ様でした!今回は足首編ということで3つの骨を紹介させていただきました!
足首って3つの骨で構成されているのにはびっくりです!いままで2つだと思っていました!
足首は歩いたり走ったりなどをするうえで無くてはならない関節ですから、かなり細かく分類されてるんですよ実は!
まだ他にもいっぱい骨があるんですか!?
その他の骨については今後別記事にて紹介したいと思います!
今回はこの足関節については体重支持や足首の運動機能に関わるよということを理解していただければ十分ですね!
はい、わかりました!
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
お疲れ様でした!
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