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股関節外旋に関わる深層外旋6筋の機能と解剖について


股関節を安定させるために必要とされている筋肉、深層外旋6筋。
今回はこの深層外旋6筋について簡単にご紹介したいと思います!

外旋ってなに?
こんな人におすすめ!
  • 外旋って何?
  • 6つ覚えなきゃならないの?
  • まず深層外旋6筋って何?

などのような疑問や悩みをもっている方におすすめできる記事となっていますので是非読んでみてください!

理学療子

その他の筋肉について知りたい方はこちらの記事も参考にどうぞ!

目次

股関節外旋という運動について

股関節外旋とは、股を開く動作であり、あぐらや和式トイレの座りなどで行う運動でもあります。
この股関節外旋は、歩行や立ち上がりなどで一見必要なさそうな運動そうですが、地味にではありますが歩行や立ち上がりなどで行われているものです。
外旋運動は単独で行われると重要性が薄くなりますが、足を前に出したり、座るときなどに股関節の曲げ伸ばしをするのと同時に複合的に行われることでその重要性は増すといっても良いでしょう。

そんな外旋運動に関わる筋肉はどんな役割を成すのか?
次の項目ではその筋肉をまとめて紹介したいと思います!

理学療子

屈曲や伸展だけでなく、外旋運動も身体を動かす際には必要な要素となるんですよ!

深層外旋6筋

深層外旋6筋を知っている方はどれくらいいますでしょうか?
あまり鍛える筋肉としてもピックアップされることがない筋肉群ですが、股関節にとっては重要な機能を果たしやすい筋肉となっています。

この深層外旋6筋は、お尻の筋肉である大殿筋よりも深いところに存在し、股関節を囲むように小さな筋肉がいくつかくっついています。
いずれの筋肉も骨盤下部の内側、側面から発生していて、最後にももの骨である大腿骨の後面に付着して終わって股関節を外旋させる役割を果たします。

深層外旋6筋に含まれる筋肉は以下の通りです。

深層外旋6筋
  1. 梨状筋
  2. 大腿方形筋
  3. 上双子筋
  4. 下双子筋
  5. 内閉鎖筋
  6. 外閉鎖筋

これら6つの筋肉が股関節外旋に作用する小さな筋肉の集合体であり、この筋肉たちをひっくるめて深層外旋6筋と呼ぶのです。

深層外旋6筋は、股関節において重要な機能を果たすとさきほど言いましたが、その機能とは肩関節の腱板と同じように骨頭を支持して安定化をさせることです。

理学療子

腱板の機能について知りたい方はこちらの記事も参考にどうぞ!

深層外旋6筋は小さな筋肉であるため、関節を大きく動かす役割としてはそこまで果たせません。
しかし、肩の腱板のように股関節の後面から安定させることにより、腸腰筋や中殿筋などといった他の股関節の筋肉をスムーズに働かせる縁の下の力持ちとしての重要な役目がこの筋肉群には備わっています。
なので、いくら小さな筋肉とは言っても、集合することにより他の筋肉のサポートを行えるということが上記からもうかがえるでしょう。

理学療子

深層外旋6筋は動作よりも主に股関節の安定性に大きく関与するんですね!

【結論】股関節の安定性を高めるに重要な筋肉なのが深層外旋6筋!

佳吾

お疲れ様でした!
深層外旋6筋について理解していただけたでしょうか?

理学療子

小さい筋肉なのに股関節にはとても大事な働きをするということがよく分かりました!

佳吾

そうですね!深層外旋6筋は細かく説明するとそれぞれ役割も多少の変化はありますが、まずは全体としての役割を理解してもらえればいいと思います。

理学療子

小さいながらも股関節の安定性に寄与するというのは本当に縁の下の力持ちとして優秀なんですね!

佳吾

深層外旋6筋はあまり一般では着目されることがありませんが、股関節周囲を保護するなら是非注目していってほしい筋肉なので鍛えましょう!

理学療子

というわけで今回はここまで!
お疲れ様でした!

佳吾

また次回お会いしましょう!

参考文献

  1. 著者/日野原重明.系統看護学講座専門基礎Ⅰ人体の構造と機能[Ⅰ]解剖生理学第6版.医学書院.2004.96P

監修/青木隆明,執筆/林典雄.改訂第2版 運動療法のための機能解剖学的触診技術 下肢・体幹.メジカルビュー社.2013.166-167P

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