一般向けとしても簡単に親しみやすく書かれている、好きになる解剖学。
今回はこの『好きになる解剖学』という書籍についての感想や評価をしていきたいと思います!
身体のことを学びたいけど簡単な本が欲しいな・・・
堅苦しい文章は苦手だから触れやすいのが良いわ・・・
手軽に取り出せるような本が欲しい・・・
などのような体の勉強としての初心者さんだったり、初学生さんには当てはまる内容になっておりますので是非読んでいただけたら幸いです。
なお、記事を書いている本人は理学療法士ではありますが、個人的な意見・感想となりますのでご参考に知っていただく程度でお願いします。
お手軽さ
価格
学びやすさ
一般向け・初学生にも分かりやすい内容の一冊
解剖学というとどうしても専門用語の嵐に見舞われたり、難解な理論などを述べられてしまいそうだと思わないでしょうか?
わりと医療系の勉強をするときの印象ってそんな感じを抱きそうなものですよね。
ただ、この『好きになる解剖学』ではそんなイメージを払拭するような文章やギャグを交えて、親しみやすくしているのが大きな特徴となっています。
この本を書いた著者、竹内修二先生は、まえがきにこのように記しています。
皆さんの持っている知識を再確認してもらい、それに説明を加えて自身のからだについて理解してもらいたいとの思いで書きました。
「ふーん。ヒトのからだ、自分の体って、うまくできているんだ。」と感心し、感動してもらうことが出来れば筆者として、この上ない幸せです。
2005年9月 竹内修二
この記事を読んでいる皆さんも知識が全く0というわけではないでしょう。
竹内修二先生は皆知識はあるけど関連させることができていないから難しく感じるということを述べています。
- なんで骨盤が男女によって形が違うの?
- なんで手足や体っていろんな方向に動くの?
- 膝のお皿ってなんのこと?
- 血管ってどうなってるの?
それぞれに色んな用語や仕組みがありますが、それを分かりやすく繋がりをもって説明してくれているのがこの一冊となります。
そのため、人体について勉強をしたいと思った時にお堅い内容に拒否反応が出るような人はこの本がオススメです(笑)
私も学生時代は教科書と一緒にこれを併用しながら読むことで理解をしていましたので、医学生さんにとっても入門としてはピッタリだと私は考えます。
各項目の最後にはまとめのちょっとした穴埋め問題や整理が書いてあるので、そちらも参考に勉強になるのでポイントです!
ただし、一冊では人体のことはさすがに収まりきらないため、数冊に分けられて出版されています。
最初に一冊を手に取り、面白かったらpart2を買うという風に学んでいければ無理なく勉強ができますし、興味のある分野だけが書いてある一冊を買うのも一つの方法だと思うので、そちらは個人の判断で十分でしょう。
お手軽+安い価格でハードル低めの本!
医学書関連であれば、だいたいは高額でその値段に合った難解さを連想しますが、『好きになる解剖学』はそんなハードルを下げて出版されています。
実際、私も学生時代はお金が無かったので、ザ・専門書は買えなくて勉強や実習の時につらかったです。
でも、この本で学生時代は粛々と勉強をしていて、初学生の時には大いに役に立ってくれた印象を覚えています。
そんな『好きになる解剖学』のお値段は2000円+税別となっています。
人体についてあまり精通していない時期であれば、このくらいの値段でちょうど良いと私は思います。
また、本のサイズもハードカバー製本と同じくらいの大きさで、カバンに忍ばせるのにも十分な大きさとなっていますのでお手軽感良好です。
しかも重くないし、厚くない!(笑)
以前紹介した肉単という本と同じくらいのサイズ感となりますね。
その他の医学書関連も興味のある方はこちらの記事もどうぞ!
そんなわけで外で読む程度にはちょうど良い一冊だと感じますね。
【結論】人体に触れ始めるならこの一冊を推奨します!
どうでしたか?
『好きになる解剖学』はできるだけ、読み手側に配慮した表現や丁寧な説明がされた一冊となっています。
もし、興味のある方がいましたら書店で立ち読みしてみたりするのも良いでしょう!
購入を検討している人は下にリンクを貼っておきますので是非そちらの好きなショップから買ってみてください!
それではお疲れさまでした!
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