みなさん、腸腰筋という筋肉を知っていますか?
腸腰筋は運動や腰痛の原因にもなりうる重要な筋肉となります。今回はこの腸腰筋の解剖と機能を簡単に紹介していきましょう!
- 運動やヨガなどの参考にしたい
- 腰の基礎的なことを知りたい
- 人の身体に興味がある
こんな方は参考にしてみてはどうでしょうか?
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腰と股関節をつなぐ腸腰筋の解剖
腸腰筋は背骨・骨盤から股関節の付け根にかけて付着しており、細かくには腸骨筋・大腰筋・小腰筋に分けられています。これらをまとめて腸腰筋という名前が付けられました。
腸腰筋の付着部を具体的に言うと、胸椎の12番目から腰椎の5番目、骨盤の腸骨窩というくぼみから始まります。
そして鼠径靭帯の深層をくぐって、付着部となるのがももの骨である大腿骨の付け根の内側にある小転子という部分です。
先ほど説明した腸骨筋という筋肉が腸骨窩から始まり、大腰筋・小腰筋という筋肉が胸椎・腰椎から始まって股関節の手前で交差して最後は付着部が同じになります。
この腸腰筋が腰・骨盤・股関節とまたいでつながっていることで3つの部位に機能や運動をもたらすことが可能となるのです。
それでは、腸腰筋はどのようにして腰や骨盤に関わっていくのでしょうか?
次はその機能や運動を紹介していきましょう!
腸腰筋の安定装置・姿勢保持の機能について
さて、腸腰筋はどんな機能や作用を持っているか?
全体として簡単にまとめると
このようにして腰・骨盤に影響を与えます。
腸腰筋は主に姿勢保持を担う筋肉として役立ち、立ち上がる時に上半身が後ろに倒れないように前に引っ張って保持して、腰の反りを増やしてくれるのと同時に腰の安定をさせてくれるのが特徴です。
特にこの腰椎の安定をしてくれるのが大腰筋であり、腰にとって曲げたり伸ばしたりするというよりはやはり垂直に保つための安定装置としての役割をもつということでしょう。
座っている状態でまっすぐにしっかり座っていられるのはこの大腰筋が腰椎の付着部を通じて大腿骨に対して角度を制御しているおかげなのです。
一方、腸骨筋は腸骨窩という骨盤の腸骨にくっついているので、主に骨盤を引き起こす作用に直接かかわります。
骨盤を起こすことにより自然と背すじも伸びて綺麗に見せてくれるのです。
この腸骨筋・大腰筋が共同して働くことで骨盤を起こし、姿勢を持ち上げて腰をまっすぐに綺麗な形にして保ってくれるのが大きな役割となってきます。
結論:腸腰筋は姿勢保持として優秀な働きをする筋肉
今回は腰に関わる腸腰筋のお話でした!
腹筋と背筋だけが姿勢に関わるのだと思ってました!
ただ、腹横筋の働きも重要ですが、姿勢保持としてはやはり直接付着している腸骨筋のほうが大事かなとは思います。
なるほどー確かに直接影響与えるのは腸腰筋かもですねー
腰まわりはなかなか複雑です・・・
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また次回お会いしましょう!
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