背骨と骨盤に関わる筋肉である腹直筋。
皆さんは腹直筋という筋肉を知っていますか?俗に言う腹筋でありますが、腹筋には複数の種類があってその中の一部に腹直筋というものがあります。
腹筋といってもそれぞれ役割が違い、見た目や付着している場所なども全て別々になっています。
では腹直筋が人体にどんな役割をしているのか?
今回はこの腹直筋について簡単に紹介していきたいと思います!
- 腹直筋の構造と機能がざっくり分かる
- 腰との関係が分かる
- イメージができる
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最も表層で縦に走る腹直筋の解剖
腹直筋という筋肉はお腹の真正面に壁を作る(前腹壁)帯状の筋肉で、腹筋の中でも最も表面に存在します。
腹直筋は真ん中を境に左右に分かれていて、筋肉の間には3~4か所に腱画というものが挟まって分割しているのが特徴です。
この腱画が分割することで俗に言うシックスパックという見た目を作り出し、キレイなお腹に見せられるのは腹直筋だけとなります。
さて、では腹直筋はどこからどこまで体に付着しているのでしょう?
腹直筋は肋骨から始まり恥骨で終わります。肋骨は第5~7肋軟骨というところから始まってみぞおちあたりを覆って、そのまま恥骨まで伸びていくのです。
このようにして腹直筋は縦に帯状に大きく伸びて付着し、腰・骨盤の動きなどに関与していきます。
それではどんな機能を腹直筋は備えているのか?
次の項目で紹介していきます!
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体幹・骨盤全体に動きを与える腹直筋の機能
腹直筋の解剖が分かったので機能を見ていきましょう。
腹直筋は体を前屈するのには主要な筋肉で、上体起こしのような起き上がり、カールアップのときに最も筋肉の活動が高いです。
体の最も前方にあるため体を前屈するのには力の効率が良いのが理由だと思います。
また、腹筋自体は体の固定されている部位によって運動する内容が変わります。たとえば
このように上半身である胸郭や背中が固定されていると腰を丸めます。可能な人は両足をそのまま持ち上げる足上げ腹筋も可能ですね。
もう一つの下半身である骨盤を固定すると、上体起こしに動きが変わって腹直筋が活動します。
そして、この腹直筋は運動以外にもお腹を緊張させて圧迫し、分娩や排便を促す役割があります。お腹の圧を一番上げてくれるのは腹横筋になりますが、腹直筋も多少ではありますが腹圧に関与しています。
このように運動だけでなく、お腹の圧を上げて排泄することも腹直筋の特徴となるのです。
結論:運動以外にも見た目や腹部内容圧迫に関与
今回は体幹の花形?である腹直筋の紹介でした!
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